先日、友人宅で飼っているメス猫が4匹出産したので、生まれたての子猫を見に行くことにしました。
5年前に初めてネコを迎え入れ猫の扱い方にも慣れたし、もしいい子がいたら生まれたての子猫を譲り受け、多頭飼いに挑戦して里親になってみたくなったんですね〜。
里親になりたい!と宣言しても、責任はとても重大。
子猫を迎え入れる手段には、ペットショップで展示してる猫を購入したり、地域の動物保護施設や里親サイトを使って子猫を見つけたりして迎え入れることができます。
今は色々な地域で里親情報を扱ったホームページも充実しているので、お住いの地域だけにとどまらず、インターネットを通して他の地域のペットを検索できる時代となってきました。
例えば、もしもご自身のおうちで飼っているメスの猫ちゃんが、なにかのキッカケで子猫を授かっちゃったとします。生まれた子猫全てを飼うことができなけば、責任を持って里親を探さなければなりません。
生まれた命を粗末にするのは、人道に外れるし、みんなやりたく無いと思うハズ。
また、生まれたての子猫をどこかに捨てるって言語道断だし、人として恥だって考えます。
だったら地域の施設にお願いして、里親サイトに公開してもらうのが正しい選択じゃない?って思うんです。
調べると、地域猫の管理をしている市町村はけっこう多いんですよ〜!
参考までに、下記で紹介しているサイトは地域猫の里親の募集をしています。各都道府県が管理しているので、安心して使っていただけるサイトです。
地域毎の里親募集サイト
▼ペットのおうち 公式ホームページはこちら▼
︎https://www.pet-home.jp(外部サイトに飛びます)
▼ペットのおうち × Blue Vintage 里親を必要としているすべてのペットたちへ▼
命を粗末にすることは絶対にいけません!
生まれてきた命、今、生きている猫や犬。そのほか、全ての動物に共通して同じことが言えます。
世間の中には動物を虐待する人もいるし、悪質な環境下で育てる方も稀にいます。そういう状況下で不幸な一生を過ごさせるくらいなら、生まれないようにコントロールしてあげるのも人としての大切な役目ではないでしょうか。
去勢や避妊手術をきちんとしてあげて、管理する責任も人としての大事な仕事だよ〜って伝えたいんです!
ただ、猫って避妊手術をしていないと、知らないうちに子猫を身ごもって戻ってくることがあります。
避妊手術は可哀想だから・・・。と言ってそのままにしてごらんなさい。
どこかで交尾をして帰ってくるのでしょう。
身ごもって戻ってきたら、
「はいさよなら〜!」
って人・・・・・悲しくなりますよね。
ネコ側から避妊・去勢手術をみると、猫にとっても「生殖器の病気のリスク」が無くなるので、長生きする可能性がとっても高くなるんです。
猫の繁殖能力って、かな〜〜り高いんです!
ちなみに、猫が一生のうちで出産した最大の数は、ギネスブックによると420頭も生んだ記録があるんですって。
「猫」という動物の繁殖能力の高さがもたらす本質がうかがえます!
今回は、猫ってどうしてあんなにいっぱい出産するの?や、発情期のいろいろ、その期間、時期、発情期の回数や猫の妊娠または出産など、きちんと理解していそうで知らない情報をお伝えします。
最後に、友人宅にいる生後9ヶ月のメス猫が4匹のこねこを出産したという知らせを聞きお伺いしたので、友人宅にいた猫・仔猫も紹介させていただきます!
多頭出産をする理由は、子猫の生存率に関係する?!
ネコって多頭出産するから、全てきちんと生き残っていったとするとものすごく増えてしまってても不思議じゃないんだけど、そうでもないよね?
では、生き残る確率ってどんなもんなのかわかりますか。
いろんな動物がいる中、ネコの出生率や生存率などをお伝えします!
ネコって、じゃあ一度の出産で何匹産むの?
デッカい体格のネコは別として、基本的にネコって一回の出産で平均して4〜5頭を出産します。また、一年でなんども出産できる体の構造なので、益々増やせられるようになるんですよ。
なんで、それはどうしてなのか?
それにはきちんとした意味があるんです。
端的に言うと、自然界では小さい動物ほど多く産む傾向が強くなるんです。
イエネコの場合
今、一緒に生活しているネコが出産したら、必ずって言っていいほどご自身が介入し、責任を持って生まれた全てのネコを大事に育てますよね?または、頑張って飼ってくれる人探すと思うんです。
あと、生まれたばかりの子猫に何かトラブルがあったとしても、動物病院に運んで診察し全て対応した結果、もしも死んじゃった場合はそこで仕方ないっか〜って納得しようとしますよね?
悲しくって泣いちゃうけど・・・・。
それによって、生存率も上がるし、生き残って育つネコちゃんも増えてくるんでしょうね〜。
野良猫の場合
いっぽう野良猫は多頭出産して、生まれたばかりのネコの中で体が弱いとか歩けないとか、何か重大なトラブルがありそうだなって感じたら、弱っちぃ子猫を放置し元気な猫にシフトしていってしまいます。
そのあと弱いネコたちは、鳥に狙われたり・・・。
それは強い者だけが生き残るっていう、「自然界の掟」のような動物界の試練なんでしょうね。
野良猫の生存率は50%以下なの!?
割とみなさん知ってる人が少ないと思うんですが、ネコって1年で2回以上出産することもできるんです。
基本的に、夏前に出産した子猫の生存率は圧倒的に高いのは確か。5月から8月にかけてテレビでは動物園のかわいい赤ちゃん特集などを放送したりしますよね?
ほとんどの動物に共通して言えるんだけど、あのあったかい時期に出産するのが多いのは、その時期に赤ちゃんを出産する時期に定めておくと、お母さんたちは餌にたどり着きやすくなるという特典がもれなくついてきます。
また生まれたばかりの赤ちゃん側からみたら、お母さんのおっぱいがいっぱい出るようになってるし、命の連鎖が良い方向に繋がってくるのが目に見えてきます。
自然の節理にそったタイミングで生んで、生存率をあげようとしているって言えますよね。
一方、まだまだ寒い時期に生まれてくるネコもいます。
そこで生き残るネコたちは、4匹生まれきても生き残るのが1頭だけでってパターンもあるとかないとか・・・。
かなり辛い、過酷な生き残りレースになってるんだろうなぁ〜って思うんですね。
んで、1年をトータル考えてみると、野良猫の場合、生まれたばかりの子猫って悲しですが半分ほどが死んじゃってしまう割合になってしまうんです。
生存率50%ってすごくないですか?
病気もあるだろうし、事故もあるだろうし、生まれつきトラブルを抱えてたのかもしれません。
あなたの隣にいるそのネコちゃんも、生き残った者だけがまた新たな息吹を植え付ける、弱肉強食の世界で生きている動物だってことも言えるんですね!
独り立ちして、単独行動しながら生き延びてくネコたち。
犬とは元来、性質が違う。
意識の奥底で、ネコっていう動物は独り立ちをするのが当たり前。っていうのが体に染み込んでいるから、強い者にしかチャンスがこないんでしょうね。
今、ボクの隣に座ってるネコも可愛い顔してますが、なかなか大変な世界にいるんだなって思っちゃいます^^
猫の発情期っていつなんだろう?
「みゃおぉぅ、みゃおぉぅ」と、近所に住む猫が庭先で鳴いているのを聞いたこともあります。
大きな声で鳴いている主な要因は、繁殖期に入った猫が自分と違う性別にアピールするために鳴いているんですね。
では、その発情期っていつやってくるんでしょう。
なんとなく、暖かくなってきたときなんじゃない?てお答えする人がいるんじゃないかな。
私も最初は、春先に発情期が来て終わりだと思っていました。外で生活している猫たちって、春先や夏が始まる時期にミャーミャー泣いているのを良く聞いていましたから。
調べてみると、オス猫はいつでも発情でき、対してメス猫は一年で3〜4回の発情期があるといいます。
一連の流れを説明すると、メス猫が発情すると、オス猫がメス猫によって発情をうながされ、子孫を残そうと相手を見つける行動に移ります。そこで大きな声で鳴いているんです。
繁殖期と発情期の違いとは?
繁殖期と発情期のキーワードの意味がわかりやすいように、一度整理しますね。
繁殖期とは・・・
動物は求愛して交尾や産卵、繁殖をする一定の期間(時期)があります。猫の場合、寒さが開けてくる春先などにうるさい声で鳴いている期間(時期)があります。それを繁殖期と言います。
例えば、海を泳いで故郷の川に戻ってくる鮭の場合・・・
海の中で回遊している時に繁殖期は訪れません。海にいる時は、体を大きくするために餌を求めて泳いでいます。ある一定の時期になると、故郷の川まで戻り繁殖期を迎えるのです。
反面、人間はいつでも発情しますから、一定期間の繁殖期はありません。人は年間を通して繁殖期といえるでしょうね。
発情期とは・・・
交尾をして子孫を残そうという行動・時間が、発情期。体の状態を指します。
魚類の鮭で例えると、故郷に戻ったある日から、メスが卵を産み落としオスが精子を振りまいてる行為までを発情期といえるでしょうか。
人はいつでも発情しますから、発情期はいつでも訪れます。期間限定がキーワードになるので「繁殖期がある」とは言えないですね。強いていうなら、女性だと初潮を迎えてから閉経まで。男性だと思春期を迎えて老いて亡くなるまででしょう・・・。
オスとメスを区別するにはどこを見るの?
子猫から成猫になるまでは、成長の速さ、体の大きさなどの違いは出てきますが、オスもメスも成長する過程に大きな違いはありません。
では性別の判断はどこを見たらわかるのでしょう。
はっきりとした性別の判定には、生まれてからしばらく時間が必要です。生殖器がはっきりと判別できるのは、生後2か月後くらいです。
生殖器が確認できればはっきりとした性別の判断ができますが、まだ小さい子猫の場合、生殖器の発達で判断をするまでに時間がかかるので、肛門と尿道の距離で判断します。メスはオスに比べて肛門と尿道の距離が短いんです。
100gほどの小さな子猫の場合、肛門と尿道の距離がオスだと11mmくらい。メスは7mmぐらいになります。
生後1ヶ月経つと、メスは13mmほどまで離れ、オスだと20mmまで離れてきます。
1匹だけでの判断はかなりの経験値を積まないと難しいです。母猫のそばでまだおっぱいを吸っている子猫なら、生まれた猫同士で比較しながら判断できるので、体の大きさが変わらない状態であれば、肛門と尿道の距離の違いでそれぞれの性別がわかってくるかと思います。
猫のルックスと性格の特徴
おおよそ6か月で大人っぽい大きさまで育ち、発育の成長が安定してきます。生後12ヶ月たった頃にはすっかり成長も止まり始めてきて、成猫と呼ぶにふさわしい大きさになってきます。
見た目の違いにも特徴が出てくるのはこの頃からです。
メス猫の特徴
骨格や性格など、メス猫特有の特徴をお伝えします。
かおの特徴
- 頬が小さい
- 鼻の幅がせまい
- ヒゲが生えてる袋(ヒゲ袋:ウィスカーパッド)が小さい
- 顔に対してパーツが小さいので、相対的に目が大きく見える
かだらの特徴
- 頭が小さい
- 体重が軽い
- ボディラインが細め
- 全体的に厚みがないから足が長く見える
- 子孫を残すため、お腹のお肉にゆとりがある
性格の特徴
オスと比較すると大人しい印象を受けます。人懐っこさはさまざまな猫がいますが、ツンデレの高低差がオス猫と比べると高いです。また多頭飼いを計画されているなら先住猫がメスの場合、年齢にもよりますが母性本能がいい方向につながるため、多頭飼いをしやすい傾向の猫になります。
オス猫の特徴
骨格や性格など、オス猫特有の特徴をお伝えします。
かおの特徴
- 頬が大きめ
- 鼻の幅が広い
- ヒゲが生えてる袋(ヒゲ袋:ウィスカーパッド)が大きい
- 大きな顔の中に同じ大きさの目があるので、相対的に目が小さく見える
かだらの特徴
- 頭がデカい
- 筋肉質で体重が重い
- がっしりした体型のため、ボディラインが厚め
- 肉球が広めで大きい
性格の特徴
性格的な特徴は、メス猫と比べると甘えん坊でよく鳴いて感情をストレートにアピールする猫が多いです。
構ってほしいとずっと寄り添う行動をする猫もおおいので、踏まないように気をつける必要があります(レンがそうです)。男性より女性を好みます。人懐っこい性格の猫が多いのも特徴のひとつになります。
子ネコが成猫になるまで
成猫を里親として迎える事も素晴らしく楽しいですが、猫に限らず、生誕してから大人になるまでの段階を見るのは、とても充実した感情が芽生えます。
子猫を迎えてから知識がない状態で生活をともにしたとしても、勉強しながら四苦八苦しつつ、とても貴重な時間だったと感じてしまうでしょう。改めてもう一度体験してみたくなるのは、きっとみなさんも子猫から飼うと同じ感情を抱くのではないでしょうか。
生まれてから大きくなるまでの時間はあっという間に過ぎてしまいますから、貴重な時間をともに過ごせることを楽しんでくださいね!
メス猫が大人の階段をのぼるまで
メス猫は、生まれてから6ヶ月くらい経つと、早い猫は最初の発情期が始まりだします。遅くても12ヶ月までには、ほとんどの猫が発情期を一度は経験します。生後1年経つと、生理的に立派な成猫になっています。
繁殖能力が備わってきたら、成猫の仲間入りと言えるでしょう。
体格的なことを言えば、生後12ヶ月を過ぎてくるとしっかりした体つきになり、心身ともに立派な大人の猫の仲間入りと言えます。
オス猫が大人の階段をのぼるまで
オス猫は、生後2ヶ月を過ぎてくると、生殖器がしっかりと育ってきます。この頃になると、明らかに生殖器での判別ができるので、オスかメスかの判断が可能となります。
また生後6ヶ月を過ぎたあたりになると、オス猫は繁殖能力が付いてくるので成猫の仲間入りとも言えます。生後12ヶ月を過ぎてくると、しっかりした顔立ちになりオスらしい風格と体格が目立ってきます。
発情期の始まり
ねこの発情期は外で大きな声で鳴いたりと、そうぞうしいことが始まってきます。
発情するというのは、これから子孫を残すための自然の摂理に従った行動になるので、全ての生き物に共通して言えますが、一番大事な要素になります。
猫は生後半年をめどに発情期が始まってきますが、色々な要素が絡み合って始まるのです。
太陽光(日照時間)の重要性
発情期を迎えるには太陽の光がとても重要なのです。日照時間が12時間を超えてくると繁殖期が始まってきます。
太陽光が照らす時間が多くなる季節の2月から4月ごろに繁殖期が始まり、暖かくなってくる6月から8月も同様、繁殖期となります。このようなサイクルで繁殖期を迎える猫は、長日繁殖動物と言います。(長日繁殖動物とは:詳細はこちら⇒)
また暖かい屋内で生活している猫になると、日照時間も蛍光灯などの影響で錯覚してしまい、発情期が年に3〜4回訪れることもあるそうです。
日光は日頃の生活サイクルにも影響するため、子猫の生活サイクルを守る意味でもお家の中で飼っていると蛍光灯などで生活サイクルが崩れてしまうので、黒い布などでしっかりと覆いをして睡眠時間を確保してあげるといいです。
とくにおうちの中で飼っているメス猫だと、妊娠をしていても飼い主さんから食事をきちんと与えてもらえるので、食事の面だったり室内の外敵がいない環境は、妊娠期のメス猫には大変良質な環境と言えますね。
また母猫の知恵なんでしょうか、餌が増えてくる自然の法則を考えて、発情期は餌が豊富になる時期になるように本能でコントロールします。母猫は、仔猫の食事を与えるのが当面の仕事となりますから、餌が確保できない冬の寒い時期にわざわざ産み落とすようなことはしません。
そのため母になるメス猫は、生まれる仔猫のために餌が多い時期を見計らって繁殖期を迎え、全てを逆算したかのように餌が豊富になる頃を選んで発情し、オスを求めようと大きな声で鳴くような行動をします。
発情期を迎えたネコの特徴
発情期を迎えると、代表的な行動ではおしっこを色々なところに振りまくなどの行動が始まります。それをスプレー行動と言います。その他オスとメスで共通している行動では、
- スプレー行動
- 大声で鳴く
- 落ち着きがなくうごきまわる
など、上記の行動があわられてきます。オスとメスの細かな内容は、下記以降に明記させていただきます。
メス猫が発情期になると
メス猫が発情期を迎えると、メス猫独特の特徴が出てきます。
そのほか、
- 飼い主さんに甘える行動が増える
- 地面の上で転がる行動をする
- 伏せた状態でお尻を高くあげる仕草をする(名称:ロードシス)
- 食欲が減る
- オス猫に優しくなる
- 陰部を良く舐めるようになる
オス猫に優しくなるって、なんだか人間にも当てはまるように感じますね。(笑)
発情期の特徴として、「共通する行動」でも説明した通り『スプレー行動』『大声で鳴く』『落ち着きがなく動き回る』などが見えてきます。
スプレー行動の意味は、メス猫がオス猫に発情期がきている事をわかってもらうために、広範囲に渡っておしっこを撒こうとします。おしっこの中にはメス猫のフェロモンも含まれており、おしっこと一緒にフェロモンをまき散らそうとしています。
捲く範囲が大きければ、よりオス猫に伝わりやすくなります。その中で生活しているオス猫が多数存在いてメス猫と繁殖をしたいと考えると、オス猫の戦いが始まります。喧嘩などで一位が決定し、一位になったオス猫が交尾して子孫を残します。
またメス猫には、一度に違うオスの子孫を身ごもることもあるそうです。
オス猫が発情期になると
- 生後3ヶ月ごろから何かに乗っかる行動が出てくる(名称:マウンティング行動)
- 首根っこを噛むような仕草がでる(名称:ネックグリップ)
- 腰を振る行動をする(名称:ペルヴィックスラスト)
- 落ち着きがなくなってきたり、よく動き回ったりする
- 人にも体をよく擦り付けてくる
オス猫の特徴は、高いところにおしっこを飛ばして匂いをつけ、大きな猫だよとアピールするんです。
飼い猫が容赦無く家中にスプレー行動をしてしまうと、猫特有の匂いが充満してしまいます。家の中だけにとどまらず、外に出て色々な場所に匂い付けをして回ろうともします。
発情期を迎える前に
発情期が始まり、家の中で買っている猫が容赦無く家の中でスプレー行動をしてしまうと、猫特有の匂いが部屋中に充満してしまいます。スプレー情動が始まると、家の中だけにとどまらず、外に出て色々な場所に匂い付けをして回ろうともします。
スプレー行動を予防するには、避妊手術や去勢手術が必須です。_
普段外に行かない猫が外出すると、パニックになってしまう猫がほとんどです。パニックになっている時、普段可愛い愛猫だとしても、捕まえたときに怪我をしてしまうのが目に見えてます。
思いっきり暴れちゃうので、すごく危険です!
発情期に逃げちゃうと何日も戻ってこなくなったり、愛猫の交通事故などの危険もあります。一日中探したいけど仕事で忙しいときなど、不安で仕方なくなってしまいます!
メス猫だと、子猫を毎年生んでしまう可能性もあるんです。子猫を飼えなかったらどうしますか?里親探しをするのか、保健所に頼むのか、それとも捨てちゃう・・・。
負担でしかありません。
家の中はスプレーされ、猫は帰ってこない。こんな絵が浮かんでしまいます。
では、それを阻止するにはどうすればいいでしょう。
去勢・避妊手術をお薦めする理由
去勢手術、または避妊手術に抵抗をお持ちの方がいらっしゃると思います。
生きる動物として、とても重要な『子孫を残す』という役目が果たせないからです。
生物にとって大事なことを、飼い主のあなたが断ち切ってしまうのはよくない・・・。
そんなことは出来ないとおっしゃる人、たくさんいるでしょう。
ただ、避妊・去勢手術をしていない愛猫には、毎年必ず発情期がやって来ます。そばに猫がいなくても、外を歩く他の猫の匂いやフェロモンが嗅覚の鋭い猫には感じとることが容易です。
飼い主のあなたにも負担でしかありません。
レンの場合
このサイトの主役でもあるレンは、生後6ヶ月を前に去勢手術をしていただきました。男の子なので半日で戻ってきて、翌日には元気になっていました。
そうしないためにも避妊手術や去勢手術を行ってあげてください。
このサイトの主役でもあるレンは、生後6ヶ月を前に去勢手術をしていただきました。男の子なので半日で戻ってきて、翌日には元気になっていました。
5歳を超えた今も、発情期になってもまったくスプレー行動をしない、いい子ちゃんです。
オス猫が発情期になるとでもお伝えしましたが、マウンティング行動やネックグリップ、ペルヴィックスラストを丸めた布団などでしていますが、ただの行動だけでしかありません。
行動のみですので、賃貸のマンションやアパートで飼っている方にとって安心ですし、引越し時の余計な金銭も発生しません。
よく考えてあげて、飼い主のあなたがあなた自身で責任を持って今後の愛猫のことを考えてあげましょう。
去勢・避妊手術の当日は
オス猫の場合、当日の朝病院に行き、その日の夕方にはお家に戻って来ます。
手術は1日で終わりますが、藍猫の食事の用意をして病院に向かいます。日頃与えている物を持参してくださいね。
レン(オス猫)は生後6か月くらいに去勢手術を行いました。
午前9時ごろ預けて、夕方に戻って来ました。夕方ごろに病院で麻酔が切れたようで、帰る頃にはまだ少し元気がありませんでしたが、翌日にはもと通りになって元気に動き回っていました。
▼当時のレンの手術記録日フォト▼
メス猫はお腹を切って行う開腹手術をします。
体に負担がかかるため基本的に2日間を要します。1泊2日の期間を病院で過ごしますから、メス猫の避妊手術を行うときにも食事の用意を持参して病院に向かいましょう。
トイレも、普段使っている物は匂いや硬さが愛猫が慣れているため、病院から準備の候補にあがるでしょう。
去勢、避妊手術後は
愛猫にはあまり負担にならないように、ゆっくりと過ごせる環境にしましょう。
また飼い主さんは、去勢手術が終わったら各市町村の役場に行きましょう。
手術した病院でも説明していただけると思いますが、各市町村では野良猫などの管理をする部署があります。病院でもらう用紙を持って、猫の去勢・避妊手術をした旨をお伝えすると、還付金がいただける場合もあります。
レンの去勢手術をしたのですが、手術代が13,000円。病院でいただいた用紙を持ち市役所で申請すると、還付金が1,500円戻ってきました。メス猫だともっと手術代が高額になりますが、高額なぶん戻る還付金も多くなります。
各市町村で一度確認することをお薦めします。
補足説明
色々な用語が出てきたので、こちらにまとめて掲載させていただきました。
長日繁殖動物とは
哺乳動物は、長日繁殖動物と短日繁殖動物が存在します。
動物は、春から夏の餌が豊富にある時期に子孫を出産し育て始めると、生存率が他の季節よりも高まるので、妊娠期間を逆算して繁殖をします。
その繁殖の時期によって、長日繁殖動物と短日繁殖動物がわけられるのですが、冬が終わる頃から初夏にかけて繁殖する動物を長日繁殖動物。
反対に短日繁殖動物は、秋から冬にかけて繁殖をします。
どちらの種類にも当てはまることは、出産または孵化から出生する時期は餌が豊富な春頃になるように、繁殖期を調整しています。
長日繁殖動物
猫は、長日繁殖動物に当たります。
冬が終わる頃に繁殖があり、妊娠期間は2ヶ月ほど。
参考までに、大型の猫は産む数が少なめで、小さい猫は多く出産します。小さい猫だとその後の生存率が低いため子供を多く出産し、生存率をあげるのでしょうね。
その他の動物は、クマや馬、犬など。
ネズミなどの小型の哺乳動物も同じ長日繁殖動物になります。
クマは冬眠中に出産するんですが、妊娠期間が長めなので繁殖するのは夏頃だそうです。
短日繁殖動物
妊娠期間が半年ほどの動物は、春に出産をさせるため秋先から冬にかけて繁殖期を迎えます。
代表的な動物は、ニホンザルやニホンジカ、ニホンカモシカです。
ニホンザルの妊娠期間を調べたら、173日。
猿類の中ではチンパンジー243日。ゴリラは、257日だそうです。
里親に挑戦します!
友人宅の家で飼っている生後9ヶ月になるメス猫が4匹の仔猫を出産し、里親を探していると言うので友人の住む隣街まで車を走らせて見に行きました。
誕生した子猫は全部で4匹。
生後まだ6日目。
4匹のうち1匹は、そのまま友人宅で飼うのは決定してるみたいです。他の猫は、いい人がいたら里親に出そうと考えていて、私たち夫婦が猫を飼っていることを友人は知っているので、連絡が入り向かいました。
お母さん猫はまだ9ヶ月で、毛並みがとっても良くすっごく綺麗な三毛猫ちゃんです。友人のお子さん3人に揉まれて育ったので、少々のことでは動じません!
友人のお子さんは9歳になる女の子を筆頭に、6歳の次女と3歳の長男坊が暴れまわっています (笑)
そんな一家に育てられた愛猫から、6月半ばに4時匹の子猫を出産しました。
レンを迎えた当時、生後1ヶ月ほどの仔猫でした。拾った時はレンの体重が350g。
十分小さな仔猫でしたが、今回見せてもらうのは一週間満たない子猫です。生まれたての仔猫を見るのは初めてなので、どんな大きさなのか知りたくって行ってきました。
里親とは
猫は基本的に数匹を同時に出産するので、全ての子猫を飼うご家庭もあれば、何匹かを里親に譲ることもあると思うんです。譲り受けた人(里親さん)は責任を持って命を繋いでほしいし、愛してもらいたいですからね!
命は『物(もの)』ではないので、安易な考えで実験に使ったり、粗末な飼い方で命が尽きてしまうことがあってはなりません。
可愛い子猫のおかあさんの変わりになってくれる人が現れたとか、飼い主さんが居なくなって残されたペットたちに新しい飼い主さんが現れるなんて、とっても素敵だと思いませんか。
選ぶのも人間。
飼うときは、飼い主さんの環境の範囲内で飼ってあげましょう。無理して飼ったとしても、飼い主の本人あなたが辛くなるだけです。飼うペットの子孫を残したいなら、まずはご自身が住む環境を整えてから飼っても遅くはありません。
多頭飼いが無理なら、諦めて1匹だけにする。増えて困る要素があるなら、それを断ち切って増えないようにしてあげることも大事です。
今はペット業界も医療が発達しているので、長生きして老いているペットも多数います。目をそらさず責任を持って最後まで見届けたら、己の命のありがたさも身をもって感じるんではないかと思います。
地域毎の里親募集サイト
▼ペットのおうち 公式ホームページはこちら▼
︎https://www.pet-home.jp(外部サイトに飛びます)
ずいぶん久しぶりな友人との再会でした!!
レンを迎えて6年目。
仔猫には慣れている自負があるので、友人宅でもどうにかなるだろうと、意気揚々で向かいます。
友人宅までは、車を走らせて30分ほどで到着。
友人宅は、かれこれ50年経営している建築屋さん。工場に自宅が隣接していて、加工場が広いのでチビっ子達のいい遊び場にもなっています。
友人との関係性は、私の妻と友人の奥様が、昔、同じ仕事場だった関係柄なんですね。
旦那である友人は、6歳離れた私の弟と同い年ですが、特に気取らずに話もするので、こちら側も気負いなくできる間柄です。
彼ら夫婦のちびっ子たちは、元気ハツラツな3人組。
上から、9歳で小学3年生の女の子と年長さんで6歳の女の子。3歳の男の子がいます。
私の兄弟も3人だし、妻の兄弟も3人。
三者三様でとっても仲のいい姉弟たち、可愛い3人組です。
走り回ってうるさいながらも元気なので、わーきゃー言いながらが当たり前!!
友人とはここ最近の現状報告をしたり、ふだんの仕事の話題や家族のことなどを話していました。友人のお父様も顔を出していただいて、歓迎ムードが漂ってます。
お父様から、猫の里親として1匹のみならず2匹でもいいですよ〜というモード。(笑)
まぁ、4匹も産まれたのでわからなくもないですけどね!
生後6日目の仔猫と初対面!
話が盛り上がったところで、仔猫の登場!
写真を見ていただいた通り、生後6日は想像以上に小さかったぁ〜。
手のひらサイズなんだけど、小ささが凄かった!
ぎゅ!って握ったらやばいくらい。
私の手はそれほど大きくもないですが、指を丸めた隙間からしっかりと仔猫の顔がのぞいています。
すっごく小さい仔猫。
体重を測ってないのでなんとも言えませんが、持った感じでは100g以下だというのは間違いないでしょうね!
このサイズが4匹。とっても可愛い仔猫達です。
母猫は三毛猫で、とても綺麗な顔立ちをしていました。
写真でわかるように、子猫を4匹抱かえておっぱいを子猫たちが飲んでいます。
飲み終わると友人の子供達が猫じゃらしを持って母猫と遊びだしますが、まだ子猫たちはおっぱいが欲しそう。猫じゃらしに夢中な母猫と、あそびに夢中な子供達。
なんだかほっこりします。
4匹産まれた仔猫の紹介!
▼白地に黒い斑点の子ねこと、白地に茶色い斑点の子ねこ▼
▼真っ黒の子ねこ▼
▼黒と白がはんぶんこの子ねこ▼
4匹の猫と母猫。&さわがしい騒音!(笑)
最後に、お邪魔させていただいた時に、動画も撮らせていただきました。
最後まで見ていただけたら嬉しいです♪
さて、どの猫にしようかしら?!