ウチのレンくん、後ろ姿が可愛いんです。
ほとんどのご家庭で飼ってる方にとって、皆さん「我が子」が一番可愛いといいますが、ハンサムな「我が子」の後ろ姿もいいもんです♪
まぁ、親バカっていうやつですね!
後ろ姿
ところで今、フジテレビの「Mr, サンデー」を見ながら書いています。
小林麻央さん、34歳でこの世を去りました。
いっぱい闘ったと思います。
こんなことを言ったら不謹慎かもしれませんが、立派な34年間だったと思います。
ココロの同志
闘病生活を世間の皆様に公表し、同じ病気で闘っている方や近い病気、また過去に同じ病気で苦しんだ人たちにとっては病気と向き合う力がみなぎったり、これからの人生に対して
「闘っていこう」
という気持ちになるでしょう。
また自分の病気を、世間にさらすのはいかがなものか?という考えの方もいらっしゃるかと思います。
私の妻は小林麻央さんに励まされた経験があるので、今回のニュースは前者のような考えでした。
昨年2016年は僕ら夫婦にとって、紛れもなく一つの「区切り」になったと思います。
ねこのレンちゃんを主体に書いていますが、「レン」ちゃんにもかなり助けられました。
半年間の不安は、メンタルにかなりの負担がかかっちゃいます!
男女共通して、40代いろいろと心身のUターンがあります。
女性特有の病気は、4人に1人ということを知りました。
男性にはなかなか伝わりませんが、女性の方には身近なことなんですね。
その時期は、レンちゃんをこの先どうするのか真剣に悩み、どうしたいのか考えさせられました。
それっくらい切羽詰っていました。
僕の奥さんは、子供をお腹の中で宿し育てる「子宮」に問題が発覚し、子宮を全摘出すればすぐに解決しますが簡単には片付きません。
「これから子供を授かりたい」
「不妊治療したい」
と考えていたところです。
そこでいつも引き合いに出すのは、ジャガー横田さん。
- 御年45歳での自然妊娠。
- 40歳の妻には希望でもあります。
- 諦めるのには早すぎる。
ジャガー横田さんの例もあるので温存させたいのですが、診察に行くたびに微妙な返答です。
たしかに先生の言葉には説得力がありますが、納得まではいきません。
先生にその旨を理解してもらい、いろんな方向から診察していただきました。
何度も病院に同行し、一緒に先生の話を聞いては質問したり、今後のことを聞きまくります。そして検査入院の日取りを調整。
手術室に消えて行く奥さんを見届けた後、待合室で待機です。
1時間がとても長く、何かにとりつかれるようにスマホに文字を打ち続けていました。
手術が終わると看護婦さんが呼びに来てくれます。
しばらく待機していると、医療用のビーカーに入った生理食塩水に浸っている切除した部分を見せながら、先生が説明してくれました。
その後ベッドに横たわってる妻が、麻酔で意識がもうろうとした状態の中で運ばれてきます。
「旦那さんですよ〜、わかりますか?」
正直その時は、参っちゃいます。
父や母、兄弟が倒れた時とはまったく違う、何か特別な感情が沸き起こる、今までに経験したことのない感情を抱くんですね。
3回とも1泊2日の検査入院でしたが、半年間で3回通いました。
一緒に行って良かったです。
だぁ〜い正解です!
奥さんの心の中も垣間見られました。
強い信念のもと、なんとかして子供が欲しい!と感じることができます。
3度も全身麻酔を経験し、そこまでして身体に負担をかける意味が理解できました。
彼女の考えが、彼女の行動とリンクする瞬間を目の前で確認したのです。
「すごい!!」の一言。
病名が判明したのは、夏の暑い時期の8月中頃でした。
診断結果から、子宮全摘出という結論を選びました。
9月のまだ残暑が残る中、先生に妻を預け、2時間少しのオペを妻は頑張ってくれました。
病名が判明するまで半年という時間を要しましたが、「全摘出する」という経験を済ませ、なんか軽くなった心が芽生え、これからいい方向に向かうことも理解した2016年9月28日でした。
うしろ姿美人。
ちょうどその悩んでいた時期、小林真央さんのニュースがあったんです。
旦那、市川海老蔵さんの記者会見を拝見しました。
僕らは、少し違った方向で彼女のことを見ています。
一緒に闘っている、
「同志」
のように見守っていました。
小林麻央さん、よく病気と闘いました。
あなたの後ろ姿、とても心強く、また、とても美しかったです。
心よりご冥福をお祈りいたします。