生猫時代

猫2匹の共存方法とは?性格や環境整備、エサやトイレの数のポイントを解説します!

ミミさん
ミミさん
もう1匹、猫ふやしたいなぁ〜!?
レンちゃん
レンちゃん
僕たち猫は単独行動が好きなんです♡多頭飼いするためには、いろんなことを気をつけて〜!

1匹だけで猫を飼っていると、さらに増やして2匹以上と暮らしてみたいな〜と考えるものです。
猫同士が一緒に丸くなって寝てる姿なんて、まるで天使♪

多頭飼育崩壊なんていうニュースもありますが、何十匹と飼う方はむしろ少ないんじゃないかと考えますがいかがでしょうか。

寄り添って寝てる姿、見てるだけですっごく癒されちゃいますよねー!

猫好きで知られ、2匹以上で飼ってる芸能人といえば、中川翔子さんや指原莉乃さん。異常なまでの猫愛が見え隠れするかまいたちの山内健司さんなど、あげればキリがないくらい存在します。

最近では、多頭飼育崩壊した現場から保護をし、里親までの保護活動をするサンシャイン池崎さんもみえますし、わんちゃんが10匹以上いながら猫も多数飼い、さらに自ら活動費を出資し保護活動する坂上忍さんなど、みなさん猫愛に溢れる活動をされています。

マンションやアパートなど、ペット可な物件も豊富にありますし、それぞれできる範囲で活動してます。自宅の広さを考えた上で上限頭数をきめ、人と共同生活できるまで育て、寂しいですが里親さんにお渡しするという仕事も楽しいでしょうね。

 

我が家は、まだまだみなさんの足元にも及びませんが、レンという先住猫がいる状況のなか、友人宅のメス猫に4匹の猫が産まれたと聞いたのでお邪魔し、新しい命を授かってきました。

新しい猫を拾った、どこから貰ってくるなど、多頭飼いにつながる状況がみなさまにもあるかもしれません。

そのような方々たちが喜んでくれるようなコンテンツになってくれたら嬉しいですね。

 

猫同士の性格に合わせた組み合わせを考えよう!

動物1匹だけで飼っている人の中には、しばらく一緒に暮らしているともう1匹増やしたくなってくるのが普通なのではないかなと思います。

甘えん坊な性格で1匹だけ飼っていると、人間への執着が強い猫になってくるのではないかと思います。

猫同士の性格に合わせた組み合わせを考えることは、2匹の共存に不可欠です。まずは猫それぞれの性格を理解することが必要です。

人懐っこい猫や運動量が多い猫、マイペースな猫など、それぞれの性格に合わせた猫同士の組み合わせを考えましょう。例えば、人懐っこい猫とマイペースな猫を一緒にすると、人懐っこい猫がマイペースな猫を遊びに誘ってストレスを与えることがあります。

猫同士がお互いに快適に暮らせるように、性格に合わせた組み合わせを慎重に考えることが大切です。

我が家の猫レンもそうなんですが、保護してから5年間ずっと1匹だったので、猫も人間しか知らない状況が続いてしまいます。猫本人は飼い主だけに執着していて、常にベッタリしているなど。

多頭飼いをはじめてからしばらく猫同士の社会性を見ていた結果、猫の性格にもよりますが、少々のストレスは健康上にとても良いように働いているように感じてて、猫は、

  1. ニンゲンへの執着心が和らぎ、新入り猫へ関心が向く。
  2. 猫は、相手の猫に傷がつくまで痛みつけることはほぼない。
  3. 相手猫の匂いを記憶すると、いることが当たり前になる。

という状況でした。多頭飼いも正しく行えば、猫にとっても良い状況になるのだと感じますね。

新しく迎える猫の適正年齢、適正時期とは?

では、なぜ私たちは、幼い仔猫を迎えようとしているのかわかりますか?

早いうちに先住猫と関係を作れると、猫同士の社会性が作られやすいからです。

  • 猫を迎える適正年齢は2〜3か月齢で、生後60日を過ぎた頃から飼育が可能。
  • 適正時期は、新しい環境に適応する能力がある2〜3か月齢が望ましい。
  • 猫を飼う際には、飼い主のライフスタイルや猫との関係性を考慮したうえで迎えることが重要。
  • 長時間留守にすることが多い場合は、成猫の譲渡を検討するべきである。
  • また、既に猫を飼っている場合は、猫同士の相性や年齢差を考慮して迎えるべきである。

猫を飼う場合、適正年齢と適正時期を知っておくことが重要です。一般的に、猫を迎える適正年齢は2〜3か月齢で、生後60日を過ぎた頃から飼育が可能です。また、適正時期については、新しい環境に適応する能力がある2〜3か月齢が望ましいとされています。

ただし、猫を飼う際には飼い主のライフスタイルや猫との関係性を考慮したうえで迎えることが重要です。例えば、長時間留守にすることが多い場合は、成猫の譲渡を検討するべきである場合もあります。また、既に猫を飼っている場合は、猫同士の相性や年齢差を考慮して迎えるべきであることも忘れてはいけません。適正な年齢や時期を知り、慎重に検討した上で、愛猫との生活を始めましょう。

我が家の場合

レンは生後1ヶ月くらいに拾って、350g。

手のひらに収まっちゃうほどの小さな仔猫でした。

自宅前で拾った翌日に動物病院に連れて行き、先生にたずねるまで、生後何ヶ月なのか、オスメスの判断など、子猫の状況が全くわかりました。産まれた状況を見てないので知らないし、猫を飼う経験がなかったものですから仕方ありません!

レンは仔猫時代から私たち夫婦や色々な人間と関わりを持ち関係性を築いたので、人懐っこい性格になりました。迎え入れた時は初めてづくしでしたが、レンとの共同生活で猫との関わり方を学ぶ良い勉強にもなりました。

その知識と、多頭飼いへの挑戦をかねて、生後6日の仔猫と対面したのです。

多頭飼いをするメリット・デメリットとは・・・

敷居の高そうな多頭飼い(多頭飼育)です。なんだかデメリットばかりな感じがすると思われるでしょうが、もちろんメリットもあります。

そこで考えられるメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。

多頭飼い、多頭飼育のメリットは?

まずは、飼い主にとってのメリットをお伝えしたいと思います。

飼い主にとってのメリット

  1. 留守番をさせやすい。
    レンを見て感じるのはは、少し?ばかりの分離不安症があるから。
    2匹間で慣れると、基本一緒に寝ている状況は増えます。帰宅するとお迎えもしてくれたり、なかったり。毎回お迎えしてくれる犬とは一味違う一面に遭遇するでしょう。
  2. 勝手に運動してくれる。
    猫は狩猟動物ですから、動いてる動物にはすごく反応します。とは言っても同じ猫ですが、お互いで遊ぶこともあるので、運動不足や遊び不足からのストレス解消にもなってくれますし、基本、若い方から仕掛けていきます。
  3. じゃれあって遊んでいる姿が可愛い。
    じゃれあって遊んでる姿など、SNSやテレビなどで見かけます!二匹で遊ぶ姿ってとても癒されます。猫社会間では、多少のいざこざもあるんだと思うのですが、社会性も覚える時間です。
  4. 一緒に寝てる姿が可愛い。
    SNSやYouTubeでもみますが、仲良くくっついて寝ている姿は格別!とても微笑ましい瞬間です。
  5. 食事を与える瞬間が堪らなく癒されます!
    猫は、人に向けてる時しか鳴きません。野生の猫の場合、鳴くときは発情時くらいです。猫それぞれで違いますが、食事を与える瞬間は1匹の時よりも格段に楽しいですよ!
  6. 猫が増えたおかげで、instagramやSNSを覚える!
    SNS上で、ご自身のお子様を顔出しでアップするのは怖いですよね。ペットならモザイクなんか必要なしで安心です!我が愛猫のアカウントもあるので、猫好きさん同士で繋がったり、「良いね!」が嬉しかったりと、みなさんからの反応がとても嬉しくなってきます。またスマホ上で動画の編集・写真の加工などに興味を持ってきますし、スキルもついてきます。

猫へのメリット

  1. 遊び相手が常にいる。
    猫という動物の性質上、基本単独行動を好みますが、本来は屋外を全速力で走ったり、高いところに登ったりして生活しています。人間では不可能な狭いところも動き回りますし、猫のおもちゃだけでは難しい行動も、同じ猫ならではの動きも可能になってきます。
  2. 社会性が身に付く。
    本来は単独行動で活動する猫ですが、テリトリー内に違う猫がいる状況でもしっかり対応します。1匹で飼っていた状況では見えなかった部分がきっと見えてくるでしょう。社会性がまだ薄い場合は隔離が必要になってきます。ご自宅が2部屋以上あり壁でしっかり2匹を離すことができればいちばん問題はないでしょうが、一部屋でもキャットケージを用意して全体に布などをかけておけば、相手の動きは見えなくなるので、案外それで2匹は安心してくれます。
  3. 飼い主に執着することがなくなる。
    我が家のレンにも少し出ていましたが、甘えん坊な猫や、寂しがりやな性格の猫には、分離不安症に対して、程よい刺激になるのでしょう。過去に脱走したときに感じたのですが、地域にいる猫と一緒に行動してた経緯もあるので、刺激の少ないお家の中では、他の猫との共存も大事な要素だと思われます。(関連記事はこちら⇒

 

多頭飼い、多頭飼育のデメリットとは?

猫という動物の性格上、単独行動を好みますから、飼っている猫の性格に合った状態にしてあげましょう。

猫も人間も同じで、性格上どうしても合わない方もいますよね?

「この人とは、無理〜〜!」

って方との共同生活なんて、ストレス抱えて体調崩してしまうのが目に見えてますし、そもそも同じ屋根の下で生活することも、初期の段階から行動には移しません。猫にとっても同じことになるんです。

そこを踏まえて、多頭飼いに挑みましょう!

多頭飼い・多頭飼育の、飼い主へのデメリット

  1. 飼う猫が2匹なるとコストも2倍かかる。
    一番は金銭面の負担が大きくなります。飼う猫が増えれば増えた分だけのコストがかかります。食事代や病院費や治療費、身の回りの用具(トイレなど)が増えます。多頭飼いでは病気が蔓延しやすくなるので、気をつけましょう。
  2. 身の回りの用具(トイレなど)が増えるので、部屋が狭くなる。
    トイレや食器などが増えるので、部屋が狭くなってしまいます。トイレは基本的に、猫の数プラス1個が望ましいから。1匹で飼っている人の中には1個のトイレだけという方もいると思いますが、猫は綺麗好きな動物です。猫1匹に対して1個のトイレだと、飼い主さんが不在している時に他の猫が一つ使うと、残り一つしか綺麗なトイレがありません。ウンチとシッコを別々にする猫もいるので、猫たちに合わせた環境を作ってあげるのも飼い主の大事な役割になります。
  3. 世話の手間が増える。
    当たり前ですが、通常の2倍になります。ただ一つ感じるのは、トイレなどを一緒に片付ける時、いったん腰をあげてしまえば全て同時に片付けられるので、まとめて作業をすれはそれほど負担にならないでしょう。
  4. トイレが多くなるということは、うんちも増えて匂いが大変!
    トイレの清潔さを保つことが条件になりますが、それぞれの個体の時間的な都合を把握してあげましょう。室内飼いを前提で、うんちの始末を怠ると匂いが充満してしまいます。今は良い猫砂があって、芳香剤の影響で人間にはそれほど強い匂いになりませんが、他の猫が排泄した同じトイレを使用することは少ないです。
  5. 健康管理が大変になる。
    排泄物からの健康管理が1匹だと容易ですが、多数になるとどの猫か特定し難くなるので、日々の健康管理をしっかりチェックしてあげましょう。

多頭飼い・多頭飼育の、猫へのデメリット

  1. 先住猫に負担がかかる。
    新しく入った猫が発端で、先住猫の環境が変わるため、体調の変化が起きてしまうことがあります。一つの家全部が1匹の猫のテリトリーになっていたのに、あとで入った猫に取られてしまうため、環境の変化は必ず起きてしまいます。
  2. 猫の性格によっては、全く受け入れられない場合もあり。
    先住猫との会わせ方が悪いと、猫同士の喧嘩が絶えない場合もあります。人間様の離婚の原因の第一位は「性格の不一致!」ではありませんが、性格の不一致は猫も同じ事柄につながります。
  3. 飼い主さんを占領できなくなる。
    大好きな飼い主さんとの時間が減ってしまったのが要因で、愛猫の負担になってしまうこともあります。以前は1匹だけだったので愛猫にとって飼い主の独占ができましたが、新しい猫が増えることによってストレスになることもあります。たまにはどちらかとべったりする時間を設けてくださいね!
  4. それぞれの猫のタイミングで食事が取れなくなる。
    本来1匹だったところに猫が増えると、餌を横取りされたりあとで食べようとすると無くなってる恐れがあるので、食事のタイミングに変化が起き、ストレスになる。

多頭飼い、多頭飼育をする大事なポイント

いちばん大事なポイントは、先住猫のこと。

先住猫をおろそかにするくらいなら、新しく迎える猫は諦めるべきです。先住猫と新しい猫の相性はもちろん、テリトリーを大事にする動物でもある猫なので、おうちの部屋数や広さを考慮に入れて迎えてあげましょう。

それぞれの猫の居場所確保も忘れずに。

単独で飼っている時はそれほど気にならないですが、キャットタワーやキャットウォークの設置をお勧めします。ワンちゃんは横移動の生き物ですが、猫ちゃんは縦移動の生き物だからです。

 

キャットタワーに執着する必要もありませんが、高さが作れるような家具などを使って上に登れるようにするというのも一つの方法です。

追われている状態がずっと続いてしまうのも、負担になってしまいます。

高さがあると逃げ場ができて、2匹の関係性も負担にならずに済みます。その時に大事なのは、

登った方向とは違う方向で降りられること。

Uターンしなければ降りられないような、一方通行にならないような行き止まりがないように設置しておくと、高さのあるところでトラブルになっても逃げることができます。

猫は緊張すると毛繕いをするので、毛繕いを邪魔されると、途端に仲間割れします。

 

多頭飼い・多頭飼育を問題なく始めたいなら、最初から兄弟猫を迎えてあげる

現在まだ猫を飼っていない状況であれば、いちばん簡単な方法は兄弟猫を招き入れちゃうことが手っ取り早いです。

ハナっから多頭飼いをしたいのなら、兄弟猫を招き入れる。

兄弟猫は母親から生まれたときからず〜っと一緒です。

相棒の匂いは生まれた時から慣れ親しんでいます。兄弟じゃなかったり親子関係じゃない猫を招く場合、先住猫がすでにいて新しい猫が来るとなると、飼い主さんの負担が増えてしまうからです。

間違えても、新しく迎える猫を先住猫と合わせることはトラブルのもとになりかねません。喧嘩が絶えない状況になってしまうと、隔離した状態でしか飼えなくなってしまいます。

 

野良歴が長い猫など、警戒心が非常に高かったりする傾向が高いので、向かい入れることが不可能な場合も出てきます。家猫で屋外を走り回らせてる場合もありますし、一概には言えませんが、猫の性格を十分に理解した上で多頭飼いを初めていただきたいです。

相性の悪いもの同士だと、仲良くなって遊ぶことはないでしょうから、同じ部屋で飼うこともなくなってしまいます。

 

打って変わって、兄弟猫どうしは生まれてからずっと一緒ですし、相棒の匂いは生まれてからずっと親しんでいるので、人間側は猫同士の相性とか考えなくても済んでしまいます。

また幼少期から一緒に暮らしていた兄弟猫だと、ストレスを全く感じることはないでしょう。

お互いの性格がやんちゃだったとしても、喧嘩じゃなくじゃれあいでのスキンシップでしかありませんから、おうちの環境が許せば兄弟猫の招き入れはとても素晴らしものになるでしょうね!

幼いころから育まれた愛情は、遊ぶ光景も仲睦まじく映ります。見ている飼い主の私たちにとっても、兄弟愛に溺れながら仲良く暮らすことに繋がるでしょうね。

兄弟猫以外なら同時期に迎える

親子関係や兄弟関係の猫どうしならすごく多頭飼いに向きますが、兄弟猫や親子関係ではない猫なら幼少期に迎えてあげましょう。

最良な方法は、できるだけ幼い猫同士を引き合わせる方法が望ましいです。成猫同士だと縄張り争いが勃発してしまうので、飼い主に必要な仕事が増えてしまいます。可能な限り子猫同士で招き入れると、猫間の社会性はすぐに覚えてくれます。

同じ母猫から生まれた兄弟猫だと当たり前に隣にいる存在ですが、幼いうちから同じ状況下で暮らしていると、隣にいる猫の存在が普段から当たり前にいる状況になるので、成猫になるまでの時間が長ければ長いほど、共有する時間が長くなり、仲良し状態になるまでが非常に早くなります。

生後1ヶ月から6か月に満たない猫には、できるだけいろんな動物(人間含み)に合わせてあげると、性格にもよりますが人間好きの猫になってくれます。

YouTubeでも見かけますが、犬と猫、猫とインコなどが喧嘩もせずに暮らせる状況の裏には、幼い頃から常に一緒!という環境が必須です。

焦りは禁物!!先住猫と新しく迎えた猫を必要以上に、無理に近づけない

動物は匂いが大事です。

猫は匂いを嗅ぎ、相手が誰なのかを把握するのです。

視力はヒトの10分の1程度と言われており、ぼーっと見えている状況だそうです。動くものに対しての反応はズバ抜けていますが、シルエットで相手を覚えることはなく、匂いやヒゲから感じる空気の動きで感じる感覚器で相手を記憶していると言われています。

相手の匂いから誰なのかを判断するのでニオイを匂いで相手とコミュニケーションをとっているとも言えます。そ臭いは相手の情報となり、そのニオイが重要なファクターにもなります。

とても敏感な器官である、鼻。

先住猫がいる状況下で、新しくむかい入れた猫を何の躊躇もなく解放することはご法度です!

猫は、相手をニオイから判断し記憶するので、動き回れる状況で顔合わせをすることは避けましょう。

なんでも、最初が肝心です。

先住猫が使っているシーツや、いつも使う物、おもちゃを迎える猫に与えてゆっくり慣らしてあげる。その後、先住猫に合わせてあげることをお勧めします。

焦らずゆっくりじっくり時間をかけて匂い交換を!

相性を見て判断!無理強いはさせないように

合わせる先住猫との相性がダメなら、子猫を迎えるのを控えるのも大事なファクターになります。

別々の部屋で飼うことができる自宅事情なら、猫同士を隔離したまま飼うことも可能でしょうが、隔離したままの状態を飼い主さん自身が納得できるなら、それも一つの多頭飼いのプランになります。

猫を飼うには、猫の特性・性格を十分理解したうえで飼う。人の意見・傲慢を押し通すことは避けなければ、多頭飼育は崩壊です。

猫の社会性。世代間ギャップは猫の世界にもあります

若くて幼い猫はなんでも興味を示します。若い猫ほど色々な状況に対応することができ、おうちの生活状況だったり、他の猫や違う動物への対応力が高いのです。

◎多頭飼い年代別パターン

兄弟猫 × 兄弟猫◎+○(ベリーグッド!)
幼い猫 × 幼い猫
幼い猫 × 成猫(メス)○(母性本能が良い方向に!)
幼い猫 × 成猫(オス)△(繁殖期だと幼い猫の命の危険あり)
成猫(メス)× 成猫(メス)○(お互いを干渉しないこともあり)
成猫(オス)× 成猫(メス)×(喧嘩が絶えない場合あり)
老猫  × 老猫△(隔離で飼うパターンも視野にいれること)

幼い猫 ・・・・・ 生後6ヶ月以内の猫
成猫(オス)・・・ 生後1年ほどから7年未満のオス猫
成猫(メス)・・・ 生後1年ほどから7年未満のメス猫
老猫  ・・・・・ 生後7年以上のシニア猫

ただし、成猫や老猫が去勢や避妊手術をしていると、この状態に限ったことではありません。

いっぽう老猫は落ち着いた状況を好む傾向があり、変化を好みません。

身体が幼猫から脱する生後6ヶ月以内であれば、新しい環境への対応にはまず問題はないでしょう!

若くてなんでも好奇心がある猫×変化を好まない老猫はあまり状況が良いとは言えません。せめて老猫になる前がいいでしょう。

老猫は落ち着いてくるので変化を好みませんから、多頭飼いするにはあまり向かないかもしれません。老猫の性格にもよりますが、新しい猫を迎え入れることを少し考えてあげるのもいいでしょうね。

相性の実験をしよう!

まずは、猫同士の相性をチェックすることをいちばんに考えてあげましょう。

それぞれの相性はありますが、お互いを逢わせてあげることはとても大事です。

現状とても良い性格の猫だったのに、他の猫との相性が驚くほど良くないなど、単独行動を好む猫の特徴は変わりませんから、一度逢わせてあげて様子をしっかり見抜いてあげてください。

喧嘩とじゃれ合いの見抜き方

仲の悪い猫だと、上下関係を作ってしまいます。

じゃれ合いと喧嘩。

その違いはどこにあるのでしょう。

じゃれあい

  • 取っ組み合いの時、その時々で上下が入れ替わる
  • 追いかけっこしている時、追う方と終われる方が入れ替わる
  • 噛んでいても甘噛みしている(血は出ない)

喧嘩

  • 取っ組み合いの時、常に上になる猫が同じ
  • 追いかけっこしている時、追う猫がいつも同じ
  • 威嚇する(シャーという)
  • 血が出るほどの噛み具合

些細なことで仲が悪くなってしまうことがあります。どちらの猫も平等に愛してあげましょう。

仲が良い、仲が悪いの見分け方

仲がいいのか悪いのか、判断に悩むとこれからの猫との生活に支障をきたします。

判断材料や対策は、

  1. 同じ部屋に来ない。
  2. 相性の悪い猫を見ると逃げる。
  3. 嫌いな猫が目に入ると威嚇する。
  4. 威嚇はされないけど尻尾を丸めてしまう。
  5. 部屋から追い出そうとする。
  6. 警戒心がすごく強い性格の猫。(野良猫歴が長いとその傾向が強い)
  7. 去勢していない。去勢時期が遅かった。

など。人間にもいえますが、相手が入ってもいい許せる距離って誰にでもあります。猫にも同じように存在しており、実体験から2mほどではないかと感じます。その猫がいると、少し離れて横を通っていく行動が見られます。

しっかり見て判断し、飼い主さんができることは実施し、もしトラブルになりそうだとしてもゆっくり丁寧に接してあげて、仲良くなれるように努めてあげましょう。

まとめ

色々とお話しましたが、猫同士の相性をきちんと見極めてあげることが重要です。

成猫どうしなら、いちばん最初に行うことは相性のチェック。我が家の猫たちも、10か月ほどで、この写真の状態になりました。時間をかけてゆっくり焦らず行動しましょう。

性格が合わないようで、実は時間の経過とともに合ってきたな!なんてこともあるので、特に拾った猫が、まだ人にも慣れていないと社会性もありませんから、早い段階で若いうちに社会性を覚えさせてあげることも大事です。

猫は他の猫が嫌なら自ずと遠くに離れます。温厚な性格と言える動物です。

たとえ仲が悪いもの同士でも、時間の経過とともに目の前で仲良くなっていく状況を見れる多頭飼いは、人にとっても格別なものであると実感しています。

テリトリーを守る猫。

嫌いでも、気にならなくなる距離まで離れたら済むわけですし、意味のない喧嘩はしない動物でもある猫ですから、人のエゴを押し通すことなくゆっくりとなじませてあげたいものです。

命を預かる前に、知識として覚えておくといいのではないでしょうか。

猫との共同生活、みなさんにもご多幸あれ!

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